アル中の復職

「アルコール依存症と虐待」というタイトルから「アル中の復職」にテーマを変更します。

遷延性退薬症状【入院68日目】

無気力、憂うつ、不安症状。入院1ヶ月過ぎくらいから続いている。

パニック障害の予期不安とはどうも違う。

朝起きれない、食事と1日3回のプログラム以外は部屋にこもって横になる。

洗面、入浴すら億劫。人と話すのも面倒。漠然とした不安感が続く。衝動的な怒りの行動もある。

これら萎縮した前頭葉の回復には、断酒して1、2年かかるそう。

この期間は断酒継続の1つの目安だろうと思う。

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遅くともやらないよりはまし【入院62日目】

遅くともやらないよりはまし
~better late than never~

何事も気が付いたら行動を起こす。それが遅すぎたとしてもやらない自分よりはまだましである。中学の英語で習った言葉である。


このブログを始めた頃は、地獄の中にありながらも、妻子はいたし、会社にもなんとか行っていた。お酒を止めると誓約書を書き、何度も裏切ってきた。この20年間で自力断酒は、最高20日程度。一般精神に4回入院し、断酒は何十回と挑戦してきた。決意して1週間も持たなかったり、退院したその足で飲酒して3日もせずに連続飲酒してしまったり、はたまた、家族に分からない程度に飲めばいいやとか、休日は外出して日中は飲まないようにしよう等、普通の酒飲みのふりをしようと努力してみるが、必ずや何かを失いながら連続飲酒に飲み込まれてきた。

妻と離婚し家庭を失った。会社は休職となり来年の3月までがリミット。借金は住宅ローンを除いて400万を越える。3人の子供の問題行動の現れ。憎しみ、怒り、絶望の感情溢れる人間関係。

気が付くのが、遅すぎた…。

本などの知識では、そうなるという情報は持っていたし、自分はそこまで酷くはないと思っていた。しかし気付けば、ここにいる。

今、5回目の入院中である。ようやくアルコールの専門病院にたどり着いた。

今からでも、再スタートすればいい。遅くとも気が付いたのなら、やらないよりはましの心構えで再挑戦。

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休職期限【入院48日目】

休職期限は1つの疾病で1年半である。休職期間中は、健保より傷病手当金が支給される。私の場合、月額29万円。この内、厚生年金、健康保険料、各種税金等の支払いで約14万円。残りの15万円で、住宅ローン8万円、車のローン3万5千円、子供学費3人分で5万円。その他細々したものの引き落としを合わせると残り15万円に対して17万程度の支払い。

今は実家にいるので、食事や光熱費は面倒を見て貰っている…。

休職期限は、来年の3月末(2016年)までだから、残り9ヶ月。それまでに、飲まない生活を習慣化し、社会復帰に向けて準備をしなくてはならない。退院は、8月中旬。

次はない状況。スリップしてしまったら収入は途絶えることになる。持ち家を処分しても借金が残るだけ。子供の養育もある。あと20年間はアルコール依存性という病気を抱えながら働き続けなくてはならない。

入院して色々な方のお話を聞くが、独り身で福祉のお世話になっている方も少なくない。デイケアや中間施設に入りとにかく断酒を続けて生きて行く。社会復帰に向けて何年という歳月をかけてスリップと断酒を繰り返しながら。仕事をしながら何年も断酒を継続されてる方は、本当に凄いと思う。

私の場合、片道2時間半の通勤がネックでもある。仕事のストレスもさることながら、満員電車での往復5時間の通勤が飲酒の引き金の一つである。帰りの電車での飲酒習慣。この状況のまま復職しても断酒継続は難しいだろう…。

もう後がない。


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受け入れる【入院44日目】

AAのテーマで「受け入れる」という内容でミーティングがあった。

私はこの入院でアルコール依存性について学び、自分がアルコール依存性であることは理解した。でも、この先、一生飲んではいけないという現実を受け入れられない。

3ヶ月入院したからといって、この現実を受け入れることは無理だろう。

とにかく飲まない日々を続けて、自助グループに通い続ける。今は先のことは考えず、それだけを目標にしよう。いつまで続くか分からないけど。

今回の入院で断酒の決意を固めるぞ!と意気込んでいた。体が辛かったこともあり、また、酔いの中にいたからであろう。

少し冷静になり、その難しさが目の前にリアルに立ちはだかる。果てないな…。

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自助グループに参加して【入院42日目】

病院のプログラムに自助グループへの参加がある。近隣にある断酒会やAAに週3~4回通う。

断酒の3本柱は、通院、自助グループ、抗酒剤である。

自助グループに参加して、一つでもいいから、自分の断酒のきっかけ、継続に繋がるヒントはないかと必死に聞いている。

酒歴までは、自分も同じだと共感して聞いている。さて、それだけ酒に囚われた人達がどのようにして断酒を継続してるのか?

皆、口を揃えるように自助グループに繋がったからという。私にはここが飛躍していて理解出来ない。自助グループに繋がると何故酒が止まるのか。

酒歴を振り返り、自分を戒めるとか、同じ病気を持つ仲間の中で正直になり、負を解放するとか、話す人にとっても、聞く人にとっても有効な社会体であると思う。

では、どうして自助グループに繋がることで、お酒が止まったのか。

「通い続けることで自然とお酒が止まっていた。」というご意見をよく聞く。

自然に!?ここの具体的な理由が自分には必要。
抽象的で違和感があるが、AAで習ったハイヤーパワー(自分を超えた大きな力)のこと?

断酒会では、1日断酒と言う言葉を使う。明日は飲んでいいから今日1日だけ断酒する。明日になれば、今日だから、また今日1日断酒する。結局、毎日且つ永遠に我慢することに変わりなく、果てしなくなってしまう…。

いずれにせよ、私にとって自助グループは一線向こうの別世界の住人に見え、自分が、そちらの世界に行くことは信じがたい。

ともあれ、素人の自分が自力で止められるはずもなく、長年の経験と知恵がつまった医療や自助グループに身を委ねる以外の方法は、今は見つからないだろう。

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